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今日の手術

ハムスターのお母さん。後ろ足の骨折で断脚をすることになりました。昔は回し車が格子になっていてそれに足を挟み込んで骨折することが多かったのですが今はその回し車はプラスチックのフラットなものにかわって骨折が激減しました。

今はケージの格子に引っかけておることが多いようです。たまたまお母さんだったので一緒にお子さんもお預かりしました。
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可愛いでしょ。1週間前にみたときはもっと小さかったんですよ。

この子たちのためにもお母さんにもしっかりしてもらわねばなりません。手術は無事成功。もう少し麻酔が覚めたらお母さんと対面です。おこちゃまも喜ぶでしょう。ハムスターの断脚はホントに少なくなりました。先月もあったけど。

さて、エボラ出血熱以前も投稿しましたが大変な広がりをみせてきましたね。

アメリカ、スペイン?の看護婦さんに感染してましたね。アメリカの感染症スペシャリスト病院での院内感染にはびっくりですですが、ある程度想定内。これ以上の広がりはないかとおもいます。先進国でどんどん感染するようなことはないという意味ですよ。

あと、感染動物は基本霊長類、人及び感染源がオオコウモリといわれています。今のところ犬猫での発症の報告はありませんのでご心配なく。スペインの看護婦さんが飼っていた犬は安楽死されたようですが患者さんの体液の付着や感染はしてるからだと思われます。感染はあってもウィルスの排泄がなければ問題なしです。我々も動物の病気の感染はありますが症状としてはでないですよね。免疫力でしっかり退治しますからね。発症する病気を人畜共通感染症とよんでるんですね。ちょっとわかりづらかったでしょうか???

問題はアフリカですよね。医療物資や医療従事者不足や患者さんの知識の不足などにより広がりが収まりませんね。今までは発生しても200人程度で収束をみせていたのですが、タイプが違うのかな。とても心配です。あまり広がりをみせるとウィルスの変異なんかも心配ですね。

今後は日本でも医療協力をすることになるでしょう。ただ空気感染するようなウィルス変異がなければ心配ないと思います。ウィルス変異があれば映画の「アウトブレイク」の世界ですね。

もうすぐインフルエンザの季節になりますが新型インフルエンザになれば致死率もそれなりに高いですからね。通常通り手洗いうがいの励行ですよ。

全然違う話ですが最近インフルエンザでの毎年の死者が1万人といわれるのを耳にしますが少し違和感を私は感じてます。

これはご老人や小さいお子さんが肺炎等で亡くなった方も含めた推計数を含めた数ですからね。確かに肺炎で亡くなった方の中にはインフルエンザの関与はあるかもです。毎年1000人ぐらいというのが妥当なラインだと私は思ってますが。新型になれば数倍増しになる事は間違いないですから。

ただ新型インフルや結核についてはかなり対策はとれているように思います。なにより知ることが大事です。新型インフルエンザの発生があれば情報がしっかり出ると思います。こちらからも発信していきますよ。まだまだ食欲の秋ですからしっかり充電して秋冬を乗り切りましょうね。インフルエンザの予防接種もお忘れなく。
by imag0550 | 2014-10-17 17:57 | 病院関係 | Comments(0)

らいおん動物病院らいおん先生

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