2016年 07月 24日
ニューマシーン
いわゆる ICU ですな。もちろん病院によってはこういうICUを3つぐらい持っていて大型犬にも対応しているようなところもあるんですが、当院では中型犬までです。
これは温度、湿度、酸素濃度をモニターしてくれます。以前まではモニターなしで100%酸素を流し込んでいたのですが、実際はしっかり密閉されていなかったので本当の意味での100%酸素ではないかなーーー。投薬のためしょっちゅう開け閉めしちゃうからね。
でもまあ高濃度酸素下で半日ぐらいまでの預かりはありですが夜中の預かりは危ないかもなんです。本来は空気中の酸素濃度は21%で理想的には20~40%で保つが理想といわれています。その理由はこちら
この機器は温度、湿度、酸素濃度をモニターしてくれて、あらかじめ酸素濃度を設定しておけばその酸素濃度までしっかり上げてくれてかつ空気も循環させてくれる。
呼吸器障害をもった中型犬なんかが入るとすぐ部屋の中が湿度が高くて曇ってきたりするのですが温度を冷やしたりある程度の温度湿度の管理が出来る。小型犬ならまず問題なさそう。当院もお年を召し心臓の悪い子が多くなってきたから活躍しそうです。
また、保温も出来るので帝王切開などの保育室としてもしくは鳥の入院室として使えそうです。ケージ床面にヒーターが入ってて床暖状態にはできるのですが温度管理としては役不足。
犬舎上に古ーい保育器をおいていたのですが今回の機器を導入時に撤去してもらいました。
犬舎に取り付けているので吠えるワンちゃんがいたら鳥舎としては使えませんが・・・
ともかく心強いパートナーが増えました。とりあえずお披露目です。