2017年 01月 19日
鳥インフルエンザその2
さて、鳥インフルエンザのワクチンですが今年は残念ながら無理でしょうね。肉になる若鶏はワクチンプログラムがどのようになってるかは知らないですがびっちり組まれているでしょう。採卵鶏は卵を産み始める150日齢までワクチンびっちりです。その後卵を産み始めたら抗生物質をはじめワクチンなどの生物学的製剤は投与できません。ワクチン接種をいまから打ち始めても結局出荷する頃には春になってるってことね。
まあ打つワクチン製剤もないわね。今まで打ってないんだからすぐ輸入するにもいろんな手続きいるからね。ともかく来年からやるにしてもワクチン打って出荷するってこと考えたらこの数ヶ月か半年ぐらいで決めて動かないとどうにもならんのじゃないかなあ。たぶん・・・とにかく早い段階でワクチンについて真剣に考えないといけないんだろうなあと思うんだけど。
鶏農家さんは声を大にして訴えないとなかなかお上は動きませんね。今回のインフルエンザの殺処分等の費用が卵価に影響すればマスコミなんかも動いてくれるのかな・・・小動物臨床の世界に入る前には畜産の世界で仕事をしていたので農家の人の頑張りを少しだけ知ってます。卵の価格は正直安すぎるなあと思うのでした。
今シーズン、もう発生しないことをただただ祈るらいおんでした。