2010年 07月 04日
口蹄疫が人で発症!
本日朝この記事を読んだとき、正直びっくりしました。全く知らなかったからです。前回のブログで私は断言してました。「口蹄疫は人には絶対うつりませんからご心配なく。」って断定してるやん。やばい、すごい非難の嵐やん!!私って打たれ強いのよと思いつつ今の時間になってブログを確認!!かなり寒ーーーーーーーーーーい。ノーコメント。こっちのほうがきつい!!たくさんのアイマグ読者さんから非難の嵐やと思っていたのに。新入りだったから暖かく見守ってくれたのか、それともやっぱり難しかった?面白くなかった?焼酎の抹茶割りを飲みながら、少し切れ気味に今回はより専門的に解説をしてみようと思う。おそらく、殆どの小動物の開業獣医師や畜産に関わる獣医師も口蹄疫が人で発症するということを認識していた人は少なかったと思います。私自身、愛媛県庁職員として家畜保健所で2年間働いていた身ですから。口蹄疫が発生したときの訓練なんかもしたんですよ。ここで専門的になりますがいきますよ。「感染」と「発症」の違いは?基本的にすべてのウィルス、細菌、寄生虫には感染します。ただ私達はすばらしい免疫応答が備わっていますから異物を排除し発症をおさえることができます。ここで発症してしまう微生物が動物由来の場合を人畜共通感染症といいます。そう、私は小動物開業獣医師の中でも共通感染症マニアです(自称ですが)。ただ興味をひかれるだけなんですが。愛媛新聞の記事によると国際ウィルス学会では口蹄疫は人畜共通感染症としてとりあげられているそうな。ただそれが軽い発熱と口内炎でおさまりする治るそうです。食品安全委員会は日常生活で人がうつることはないし、風評被害を防ぐため感染しないと表現しているとのこと。せめて、専門家(獣医師や医師)には明確に教えてほしかったと思いますね。去年の4月に発行された「ズーノーシス(共通感染症って意味ね)ハンドブック 医療関係者・獣医寮関係者のための診断・治療ガイド」にも口蹄疫は載ってなかった。と、言い訳させてください。人から人にうつるインフルエンザのほうがよっぽど怖いことは確かです。ノーコメント寂しいとです。抹茶割り3杯目。
そうそう、今日の午前中はまずまず忙しかったのですが11時50分から患者さんがいらっしゃらなくなり、気持ちよく症例発表会に行くことが出来ました。昨日のブログ見ていただいたんですね。と信じたい!私はカメレオンの皮下線虫を題材に発表させてもらったのですがなんか四国大会にまで行くような空気になってました。去年は小鳥さんのメガバクテリア症の症例を集めて四国大会までいかせていただいたのですが。今年もか・・・名誉なことですが9月5日の日曜休まなきゃいけないしあとで愛媛県の獣医師会雑誌にのせるかなんかで原稿書かされるし。あまりいいことないのよね。その次の日曜も私事でお休みもらいますし。ご迷惑をおかけしますがよろしくです。気持ちよく酔ってきました。おやすみなさい。

興味深くエントリー拝読しました。改めて昨日の新聞を引っ張り出して記事を読んでみました。
「感染」と「発症」の違いなのですね。
混乱を招くといけないから「人間には移りません!」とメディアで繰り返し強調されていたのでしょうが、
人それぞれでしょうが、私個人的には本当の事を教えて欲しい方ですね~。
「知らぬが仏」「知っても仏」
出来る事なら後者の境地に居たいです。
さて、コメントの数よりずーーーっと多くのかたが静かにエントリーを見ているので、全然「寒く」無いですよ^^
直接の顔見知りとかじゃないと中々コメントってしにくいと思います
私も一年くらいアイマグブログ拝見しててもコメントはこれで2度目ですから。
これからも楽しみにしています。
