2010年 10月 26日
10月25日朝日新聞社説から
四国では石鎚山系にはいなくて徳島の剣山系に十数頭確認されているのみである。存在してもせいぜい数十頭であろうか手厚く保護すべき動物だと思われる。また本州のツキノワグマと四国のツキノワグマは遺伝子的に違っていることが知られている。一方では
「今年はすでに約2400頭が捕まった。うち2100頭以上が殺された。人間は約100人が負傷し、4人が死亡している」人の負傷者の数を考えるとなかなか難しい問題を抱えているんだろうと思われる。「クマの出没は近年増えている。2004年は2300頭、06年は4600頭が捕殺された。今年は04年を超えそうだ。本州以南で1万3千〜3万頭いると推測される」四国では保護されるべき生き動物であるが本州ではそうもいくまい。近年野生動物で問題になっているがツキノワグマクマ、イノシシ、シカ、サルだろうか。サルはおいといて他の動物は殺処分後しっかり食するいたわりがほしいと思う。生態系をコントロールするなんておぞましいことはできないとしてもせめて、ありがたくいただくその謙虚さが子供に伝わればすばらしいなと思う。昔の貧しい大飢饉の時クジラを捕まえて多くの人が飢えをしのぎ、その後、慰霊の碑をたて供養していると聞いたことがある。人の手で完璧にコントロールなんて不可能だろうと私は悲観的に考えている。せめて今の環境を少しでも後世に残していけたらと望むのみである。増えすぎた野生動物はうまく地域活性化に使っていけないのだろうか?
昔は里山が上手く機能していていろんな植物、動物をはぐくみ緩衝地帯となっていたのですが過疎化が進み緩衝地帯がなくなったのも街中出現の大きな理由になっていると専門家はいう。四国で今密かに問題になっているのは香川徳島で多いアライグマと、香川の島で何とか止まっている巨大ネズミ(ヌートリア)である。岡山では大繁殖しもう駆除の域ではなく、完全に生態系バランスの中に組み込まれてしまって(ヌートリアがいなくなると食べている水草が大繁殖みたいな)完全な駆除が難しい状況です。故に、特定外来生物の鉄則は絶対に入れない、そして増やさないなのです。