久しぶりにドキドキしました。基本避妊去勢ってもしもがない手術ですよね。まあ全身麻酔ですから絶対はないですが。故に慎重になるんです我々は。だからしっかりモニタリングして気管挿管(人の全身麻酔もそうですが)してやるんです。でもウサギは挿管がとても難しいのでマスクで手術を行う病院が多いのが現状です。モニターがしにくくヒヤヒヤします。その上今日の子は850gで発情中でした!!そうか季節は春ですねーーそんなので春感じたくないよー。発情中の避妊手術は出血が多くなりやすくヒヤヒヤしますよ。7、8ヶ月齢ですからいつでも発情できるんですよね。若いウサギには子宮に脂肪がついていないものですが発情するとついちゃうのでしょうか。とても怖かったです。術中はポーカーフェイスでやりますがね。オスのウサギは長生きします。でもメスのウサギは子宮疾患が多いんです。3年で5割5年で8割のウサギが子宮疾患(いわゆる過形成や腫瘍)をもってしまいます。ゆえに避妊手術なんですよね。ただ挿管がそう簡単(えへへ親父ギャグか)じゃないので我々獣医師が二の足を踏んでいるといったところでしょう。でも手術することで長生きできることは確かってことを考えるとがんばらねばね。正直どのぐらい長生きできるのか・・オスの寿命を考えると2,3年は長生きできるんじゃないかな?(これはデータのない私見です)手術する子は1キロほしいね。その方が安心感ある・・誰かがやらねばね・・頑張りまーす。

術後です。可愛いでしょ!