2011年 03月 04日
玄牝(げんぴん)
http://movie.geocities.jp/cine_luna/
映画のオフィシャルサイトにもリンクしやすくなってるので興味のある方はみてみてください。
私、ドキュメンタリー映画やドキュメンタリードラマ系は好きです。やはり現実に優るものはないと思っています。その人の考え方生き方にエネルギーを感じます。すべてに共感できるかどうかとか、自分に出来るかどうかは別にしてね。この吉村病院も善し悪しがあるようでネットですぐにわかります。恐ろしい世界です。当院も簡単に善し悪しがわかるようになってるのでしょうか・・・・映画の中でも吉村先生の葛藤やスタッフの葛藤を正直に表現していました。でもおおむね皆さん満足しているように見えました。私の娘の出産でさえまともに見られていないのに。幼稚園の子ども達やお父さんに応援されながらの出産シーンは感動的でもあり、動物的でもありました。すいませんどうしても、私は牛や犬の出産シーンをよく見ているせいかダブるんですよね。
私がどうしても受け入れがたいのは吉村先生のいう「人は死ぬときは死ぬ、生きるべくして生きる」みたいな言葉があったんですよね。はっきりとこういったわけではなくてそういうニュアンスのことをおっしゃってた。ちょっとした手助けで安全に分娩が可能ならそれを現代医療でするべきではと思うですよね。じっとICUにはいって治療することには少し疑問を感じていますが・・・そこは基本インフォームドコンセントをしっかりして治療を勧めるべきなんでしょう。んーいろいろ考えされられました。