今月11日の愛媛新聞朝刊の社説や NHKの特集番組でも今のタイミングでの緩和について胡散臭いなーというもっともな議論。イギリスで1986年に初感染がみつかりピーク時には3万7先頭もの感染牛が発生。去年は世界で12頭までに激減。日本においても世界においても畜産に関わる方々の努力が今の状況を作ることができたのはいうまでもない。そこに敬意を評さずにはいられない。この病気のもとはよくわからない感染性タンパクプリオン。特定危険部位の除去までフリーにして輸入することには個人的には反対である。そこに感染性物質が溜まるのがわかっているのであれば除去することは当然だとおもうのだが。牛肉の輸入禁止や全頭検査については大きな疑問をもってはいたが特定危険部位の除去は前提だと思っている。これは私の3、4年前からの持論である。だからこそ今があるのだから。あとメディアであまり耳にしないのがBSE肉を食べることで感染する変異型ヤコブ病の発生数の激減である。狂牛病の発生頭数の減少ともに変異型ヤコブ病も減少している。今までの世界の累積も200人ちょっとで今年の発生人数も数人もいるかいないかだと思う。よって世界では日本のように過敏にBSEに反応していることに疑問をもたれてもしょうがない。本当はもっと行政が理論的に伝えるべきことだったのだが。ただ安全安心といえばいうほと原発のようになってしまうのでしょう。取り敢えずまともな方向に向かっているようで何よりだが私のようなつたない説明ではなくしっかりと説明せねばなるまい。簡単なことだ。正直3、4年前ならともかく今は状況をしっかり説明すれば簡単に理解できるとおもうのだがどうだろう。