2013年 12月 19日
緊急疾患
昨日の愛媛新聞朝刊で人工血管置換手術を受けた患者さんが翌日死亡の記事

亡くなった方には本当にお気の毒に思います。これは十分なインフォームドコンセント(正しい情報を得た(伝えられた)上での合意を意味する概念)が得られてなかったのではないか。腹部大動脈瘤とは大動脈にプックリ風船ができる病気でパンってはじけたら出血多量で終わりになっちゃう。緊急の手術だったんだろうなと思う。大きい手術を行うところはもう大きい病院しかない。そこには昔のような情のある信頼関係なんて形成しにくい。外科医って大変な仕事だと思う。何かあったら訴訟になる。産婦人科もその危険を大きくはらんでいる。外科医ってかっこよさそうだけど、命を削るお仕事だわ。よほどの失敗がない限りこういう訴訟はなあって思う。当事者だったら違うのだろうね。よほど酷い謝罪じゃないかぎりは訴訟なんて起こらない気もするんだが・・・お医者さんも勿論、こういうときの謝罪の仕方も勉強してるんだろうなあ。もししてないとしたらやったほうがいい。そして私も・・・そのようなことはないようやってるんだけど。難しいね・・いいお医者さんになるって。