2014年 03月 29日
らいおんファミリー

180日齢ぐらいになって毎日のように卵を産むようになりました。そのあたりは鶏(150日齢ぐらいから生み始めます)に似ています。

さすがに生では食べづらいのでゆで卵にして食べてあげてます。時々いらっしゃるのですが病気大丈夫なの?大丈夫ですよ。我々が食べてる鶏にしてもウズラにしても当院のウズラより劣悪な環境にいるわけで。ちょっと表現が悪かったかな?家畜としての鶏はあくまで効率を考えてますからね。ペットのものとはやはりストレスが違います。ただ、市場に流れている卵はかるく水洗いしたあとホルマリンガスによって表面を消毒してあります。せっかくの春休み家族と畜産のこと勉強してみませんか?うちのウズラは確かにウンチと接触する可能性はある。それは家禽といっしょ。だけど産みたてはどの卵もそうですがきれいなんですよ。今までテレビで卵を温めるシーンをみてて糞まみれの卵って少ないでしょ。それは基本卵は糞と接触しないように排出されるからなんです。言葉で説明するのは少し難しいのですが、基本鳥の場合は糞尿、卵とも同じ総排泄口から排出されます。だから糞と混同されるんですよね。鳥には排泄腔(クロアカ)ってのがあってそこに糞や尿がある、病的な状態でなければそこを卵は通らないんです。発情して排卵した卵は次第に成長し卵管を通りながら成長し卵となる。排泄腔には糞道や尿管や卵管が開口しています。卵を産む時期になったらその卵管の入り口が総排泄口に接着してそしてしっかりと形成された卵が排出される仕組みになってるんです。だから基本糞とは接触しないはずなんですね。糞がついている卵は排出された後についたか、もしくは病的に卵が排泄腔に落ちたかですね。ちょっと言葉ではわかりにくかったと思いますが要するに卵はきれいなんです。でも一応、消毒するような装置もないですからしっかり煮沸消毒をかねてゆでてしっかりいただくことにしました。ふつうの卵の味がしますよ。確かに飼ってる鳥の卵を食べるって友食い(本来は共食いですね、ここでは飼ってるということで)してるようでなんか違和感は確かにありますが。そのまま捨てるのはなんかいけない気がして。昔の人は鶏を飼っていて卵をとり、産めなくなったら食した。それは決して悪いことではないと思うわけでそういう時代だったから。今はそんな時代じゃないやんといわれればそうなんだけど、一生懸命作ったもの対してそのまま捨てるのも失礼な気がして今は朝ご飯のたしになってます。さーて今日は夜間診療日、雨だからでしょうか?まだ1件も来院がないです。急患に晴れとか雨は関係ないと思うんだけどなあ・・・まあいいか。こうしてブログがかけてるわけだし。そうそう、前回ブログで書いた猫のフィラリア症の反応、ほとんどないです。残念ーーどうして???増税前に駆け込み購入があるかと構えていたのですが・・・まだ2日ありますよ。犬と違って猫の場合はフィラリアの検査は不要ですから猫自身は連れてくる必要はありません。2.5キロを超えてるか超えてないか体重の把握さえしていただければ処方しますのでご来院をお待ちしております。この1週間は増税前で結構混んでますが待合で猫のフィラリア薬だけなんですけどといって貰えればすぐ対応します。んー我ながら凄い商魂!ではでは、カルテチェックでもしましょうか。