2014年 12月 01日
世界エイズdayと今年最期のフィラリア予防
世界では貧困地域を中心にエイズをはじめ、結核、マラリア、狂犬病などなかなか根絶できない病気が多数存在します。西アフリカのエボラ出血熱も死者数が7000人に届く勢いだとか。どのようにしたら少しでもなくなるのか考えるきっかけになるといいですね。
ただこの先進国である日本も密かにエイズと結核は減ってないという現状があります。エイズは教育と予防ですね。結核はとても難しいのですがなかなか根治させずらい病気で高齢者の方を中心に発生がみられるようです。密かに結核は牛からの人畜共通感染症なのですが日本ではほとんど牛(確か最近では発生がなかったと思います)の発生はありませんので、高齢者の方の持続感染があって免疫が下がったときに発症しているのでしょうか??ただ若い人でも発生はありますので予防は必要だと思います。
予防といえばフィラリア症の薬は11月末まで飲まされましたか?11月中旬で終わってる方は12月にも飲ませてくださいね。
フィラリアのお薬は犬に入ったフィラリア幼虫にすぐ効くのではなくてある程度成長した幼虫に対して効くお薬ですからね。蚊の発生終了1か月後までしっかり飲ませることが必要です。
なるべくお薬は飲ませたくないのはわかりますが当院でお出ししているチュアブルタイプは消化管の寄生虫も一緒に駆虫できますし主要成分は非常に微量な濃度で感染予防しております。正直一年分まとめて飲んでも大丈夫なんですよ(コリーなどの一部の犬種を除く)。というわけで長々とブログりましたが最期の薬が大事だということだけは知識として持っておいてください。