2015年 01月 29日
1か月って
先週末から日曜とお休みもらったのはセミナー??とは違う感じです。「自分でとって美味しくイノシシいただく」のが目的だったか・・・・

モモの肉なんですが焼けた部分からそいでいって少し味付けてもらって食べました。もちろんナベも頂きましたよ。しっかり飲みもしました。
若い人たちが多くて少しジエネレーションギャップを受けたんですが。近ごろの若者は料理男子ですわ。考え方は甘い感じはあるものの、それは私とて同じでしたから。
このイノシシは事前に用意されたものですが一応自分でも罠をしかけちゃったりして

6カ所ぐらい罠を仕掛けていたのですがすべて全滅。今はトラばさみみたいな苦痛を伴わすような罠は禁止になっているようでこれは真ん中のところを踏んだらバネの力でワイヤーが閉まるようになってます。
捕まっていれば猟友会の方にズドンそして、血抜き→熱湯で身体を消毒(ダニの駆除もかねて)→10分ほど冷水で身体を冷やし解剖に入ります。

今回は罠に引っかかってなかったので事前に用意していただいて内蔵をとってあるやつで皮剥からやりました。あとでみんなでふりかえり(総括)の時やっぱりホントに生きたイノシシを落とし、内臓を自らがとらないと命を感じられないと考えられていたのが印象的でした。そうつり下げられていたのは肉だったのでした。
血抜きがしっかりしてあり内臓を取った物はホントに臭いがなかったです。びっくり。これでは命を感じられないか。血液や内臓の臭い、生きていたイノシシが亡くなる様子一連の流れを把握したかったようで。私は大学時代に経験済みですが。
この皮もしっかりレザーとして活用しています。

なんかすごいでしょ。流石にこのなめしは専門の業者にお願いしているそうな。結構難しいようです。内臓を取り出したりできたら内臓の説明とか共通感染症の話なんかもできるかななんて思っていたのですが・・でも皆さんそれぞれに感じるものはあったようで有意義な時間でした。
たまたま愛媛新聞の記者さんがいらっしゃってて今週水曜日の朝刊に掲載されていました。

ミドリの汚い感じが私です。大三島や伯方島や大島ではイノシシ被害が深刻なようで猟期とか関係なく一年中イノシシを捕ってもいいようです。イノシシがミカンを食べるイメージがあまりなかったので知らないって怖いと思いました。イメージ的にはハクビシンが食べるイメージだったんですが。イノシシの食欲は半端でないようです。
そうそう、来月の臨時休診を伝えられてないですね。近いうちにアップします。