2015年 07月 03日
でん君の死
もともとは患者さんのフェレットだったのですが2才齢の時に明らかに胃内異物が有るとつたえると手術する費用がないということで対処療法のみの治療となりました。まだ2才で若いしなあとおもったのと供血フェレットにいいかなとおもったのでもらい受けることにしました。
十二指腸にナイロンの塊が詰まってました。その後病院でも床材を食べたりして2回の胃切開を行いました。
5才ぐらいからはなにもない固い世界でねることになりました。可愛そうに軟らかい筒状のものが大好きなのに・・・・・途中インスリノーマ(膵臓の腫瘍)になりステロイドの内服を飲み続けること2年最後の半年は奇特な看護師とその母親が献身的な介護でもってステロイドの注射や点滴を毎日行い維持してきたのです。
昨日ぐらいから変な発作が出てきてやばい感じでした。一応血液検査で腎不全はありましたね。9才6か月フェレットにしたらとても高齢です。患者さんの中でも9才を超えるフェレットは見たことがない。
よく頑張ったな、でん君。そしてうちのスタッフ。彼女もそこでいろんな事を学んだだろう。勿論私もいろんな事を学ばさせてもらいました。やはり飼わないとわからないことはたくさんありますからね。
お昼の時間に解剖だけはさせてもらいました。インスリノーマはあまりわからなかったです。肝臓が明らかに腫大しており癌化してました。エコーで見たらわかったはずだけどなーー。そういや最近エコー見てないかな?いやみてるはずだけど。もう一度データー見直そうっと。ありがとうね、でん君。やすらかに。今日はかわいい写真がないですが今度写真載せますね。