2016年 01月 21日
参りました
まず1件目、ノウサギの手術。皆さんが飼育されているアナウサギとは違ってかなりナーバス。こんな動物を動物園獣医師たちは診察しているのかと改めて野生動物の診察の難しさを感じたのでした。
手術自体は上手くいったのですが最後の覚醒時が上手くいきませんでした。とにかくすごく暴れる子で骨折が非常に怖かったんですよね。麻酔導入時の麻酔が深かったのか自ら呼吸をしてくれてなかったのでずっと補助をしながらの手術。
呼吸抑制は麻酔時にはよくあることで息しないことはよくあります。ありがたいことに犬猫の手術においては気管チューブという医療ドラマでもよく見るものが気管に入っているのでそこから強制的に空気を送り込めば何の問題もない。そのうち自発呼吸が戻ってくる。ところがその子は戻らなかった。
ノウサギの標準体重をよく知らないですが糞は山登りしているとよく見ますから体重が想像できます。その子は小さかったなあ。まだ若かったのもあると思うのですが故にある程度安心していたんですが貧血だけでもチェックすべきでした。ただ手術はしなきゃならない状態でしたからやったのですが・・・・何か出来たかもしれないなんて色々考えます。麻酔導入がスムーズにすすみ、血管確保、手術も上手くいきましたが麻酔から覚めることはありませんでした。手術が終わるまで心拍はあったんですがねー。
その日は午後の診察が非常にしんどかったなー。
そして本日、普通の猫の避妊手術。野良猫だったのですが妊娠でもしたら大変だということで初診で開腹手術をしました。でもね、かんじんの卵巣、子宮がなかった。普通よりお腹を大きく開けてあるべきところをチェック。何回も何回も見ました。
昔は絹糸で縫ったりしてお腹に手術痕が残ったりするのですが今は吸収糸をつかうので手術したかがわかりづらいんですよね。犬では特に絹糸に副反応を起こす子がいるので体に残る糸は吸収糸か医療用ホッチキスをつかうのですが。
その猫もしっかり吸収糸を使ってたんですね。腎臓のすぐ近くに結んだ跡がないか念入りに探したのですがない!!子宮もないよねーやはりない。あるはずのものをないと診断する、生きているはずの生き物を死んでると診断するのは非常に神経を使います。
疲れました。でも飼い主さんにはしっかり請求するものはしないといけない。辛いけどね。ノミのスプレーをサービス塗布しとこ。焼け石に水か・・・でも普通の避妊手術よりも倍疲れました。
そいて夜間診療。ただいままだ1件もきておりません。
おとといから、そういや疲れる事件がありました。前回ブログしたパソコンの初期化の話。今も途中段階です。うまくバックアップしたはずのものが返ってこない。メールが思うようにできない。ネットのサイトは見られるのですが。なかなか思うようにはいかないものです。
思うようにいかないといえばこれが一番問題なのですが、今使ってるメールアドレスnre52821@nifty.comが3月から使えなくなります。パソコンシステムからメール配信させてもらってますがわざわざnre52821@nifty.com このアドレスを読めるように設定してもらっている患者さんにはご迷惑をおかけしそうです。このアドレスは本来妻のアドレスだったそうで、他界してしまった今では残すことができないようです。メール設定もなぜかうまくいかなかったので聞いたら発覚してしまいました。
3月からは rsc44568@nifty.com このアドレスから送信いたしますのでご迷惑をおかけしますが設定の変更をお願いします。怪しいメールが頻繁に入るようになっていたからちょうどいい頃合いだったのかなあ。ご迷惑をおかけいたします。宜しくお願いします。