家族の心配

寒くなってきましたね。インフルエンザのワクチンも予約がないと打てないらしいですね。私は来週打つ予定ですが。大人はしっかりしてるつもりでもお子ちゃまからうつりますよね。当院の患者さんももらったねって方はとても多いです。当院受け付け下にお子ちゃま向けの紙マスク置いてありますのでもしマスク忘れた場合にはエチケットしてくださいね。

さて、当院ももう開業して16年半になります。昔の患者さんが少しづつ亡くなってきています。しょうがないのかなー。少しでも満足のいく別れ方を選択させてあげるよう心がけています。お互いの生活の質と気持ちの整理。

当院で飼ってる三毛猫も17才と4ヶ月、もう慢性腎不全の治療をして2年が過ぎたところ食欲も落ちいよいよかなあとわかってしまうのもつらい。私の人生の中で親以外のほ乳類で最も長く付き合った生き物です。

「あずき」名前も可愛いけどホントに美猫です。今まで三毛猫見てますがこんな気品のある三毛猫は見たことがありません。ホームページトップの猫がそうです。可愛いでしょ。親ばか少し入ってますが誰が見ても美猫です。

この子は私が勤務医を終えようとしていたときに前足は一部なくなって腐り、後ろ足は折れて骨が露出してました。その時からすごく可愛くてでもこのままだと安楽死になる状態だったので私がもらい受け、手術をさせてもらいました。前足はまず断脚、2週間後に後ろ脚の骨折手術頑張ってくれました。まさかこんなに長く付き合うことになろうとは。

ちなみに骨折手術は初めての経験で最後になるだろうと思います。だってね、曲がってくっついてる。やっぱセンスがない。整形外科はやらないぞと決心したのでした。当院を開業して初めての手術もあずきでした。避妊手術病院初めての手術は自分の子、緊張しましたよ。

それから私はいろんな楽しいこと悲しいことを一緒に過ごしました。最後のこの2年は娘の心の友として実家に連れ帰り娘の世話をしてくれてます。

20日前のあずき

可愛いでしょ。最近は流石に老猫感が出てきてました。
この2，3日とてもしんどそうですし、食欲もない。血液検査の値も悪くなってます。仕事柄わかってしまうのよね。今月が勝負かなと。何かあったら報告します。ホントはもっと元気なうちに報告、診療日記にしたかったのですが、いろんな雑務に追われ結局こんな感じの報告になった次第。

やはりわかってはいたのですがつらい時間ですね。患者さんの動物たちのとはちがう、家族の動物、やっぱりね。娘が落ち込まないかとても心配。ゆっくりと話をせねば。そして最後しっかりかわいがってあげねば。