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アイマグブログ― らいおん動物病院 らいおん先生

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SFTS(重症熱性血小板減少症候群)と時間変更について

日に日に春らしくなってきましたね。今月に入って猛烈な花粉と戦っております。去年はそこまで酷くなかったのですが今年は口呼吸してたら喉痛めてしまいました。やっと治りつつあるところです。

さて、先週日曜日は山口大学の感染症の先生によるSFTS(重症熱性血小板減少症候群)のアップデートでした。ダニからうつるウィルス性感染症です。私はずっとダニからうつる病気だと思ってました。少し前に猫に噛まれてうつったって聞いてたのですがフェイクニュースだと思っていました。

まったく根拠のない自信というか勘違いでした。今回のセミナーで恐ろしい事実が明確になって背筋が凍る思いでした。今のところの人の死亡率はおおよそ20%(昔の古いデータだと30%でしたが今は早く対応出来てるためか少し下がりました)です。ネコが感染すると高確率で発症死にいたるそうです。発症してる間はかなりの量のウィルスを血液や唾液中に排出しているみたいです。イヌも感染はするのですが症状がでることは少ない。少しの間、ウィルスが血液中にいるらしいですが量は少ないみたいです。ネコ科の動物が問題となります。

平成25年から平成29年8月までのデータですが西日本を中心に260人ぐらいの報告があり、愛媛でも23人いらっしゃるみたい。これが多いのか少ないのかわからないですが、症状が出たら5人に1人なくなるのは事実のようで。この感染も多くはダニから感染したようですがネコからの直接の感染はどの程度かはわかりません。イヌは基本発症しないですがダニを運ぶ役目をしてるみたいです。抗体検査によるとキツネや鹿やイノシシのような野生動物も運び屋としての役割をになっているようです。

ちなみにイヌもネコもですが症状的には元気食欲低下や発熱といったなんともつかみようのない症状のようです。
外猫ちゃんでぐったりしていたりしている場合は疑わなきゃならない病気になります。当院でも外猫ちゃんでぐったりしているネコちゃんが来院されたらマスク、手袋対応をすることになるかもしれません。私は手の感覚もあるので手袋は出来ないと思いますがスタッフに感染させると責任者としては問題なのでそのような対応になります。ここはご理解お願いします。

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講師の先生的にはこれが理想だそうですがこれじゃ診察出来ませんし、現実的ではないです。周りの空気を見ながら対応しようかなと思っています。


人の場合、咬傷事故があって2週間以内に症状が出るようなので症状がないようなら大丈夫とのことです。ネコも同様でたまたま遊びに行って帰ってきてネコの状態が2週間問題なければ感染の否定が出来るのではないかと講師の先生はおっしゃってました。

今の時点ではワクチンのようなものはなく、一部の抗ウィルス薬に効果があるものの十分ではないようで,ダニ及びネコに咬まれないようにすることが大事なようです。我々の予防策としては完全ではないですがダニの予防のみが対応策になりそうです。お近くの動物病院さんでしっかり予防してくださいね。

さて、時間変更のお知らせです。3月22日(金)はエキゾチック症例検討会のため10時からの診察(午後は通常)、23日(土)は私好みの感染症の講演があるので午後診察を17時から(午前は通常)とさせてください。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。カレンダーやホームページには明後日反映させる予定、今日は少し疲れました・・   長々と読んで頂きありがとうございました。





by imag0550 | 2019-03-11 21:38 | その他 | Comments(0)

らいおん動物病院らいおん先生

愛媛県生まれ愛媛育ち、大学は北海道の酪農学園大学(有名人は、田中義剛ぐらいか)愛媛県で公務員を2年、大阪・高知で勤務医を2年ずつさせて頂いて開業にいたりました。好きな事は、お酒(最近よくおぼれます)・登山・パソコンいじり・旅行(最近いけてないけど)


by imag0550
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