こんにちは らいおんです。
本日は野良猫手術でした。本日は妊娠猫3匹のみ。1匹は妊娠末期で生まれる寸前といったところ。妊娠猫は何となくかわいそうというよりいい仕事したなといい気持ちに私はなります。連れてこられた飼い主?さんもよかったと言われる方とかわいそうと言われる方と両方の方がいます。私は産まさないためにやってるので前者になるのですが。この野良猫手術1年ちょっと前に始めた活動です。当初は15匹を超える勢いでしたが平均したら10匹弱でしょうか。最近は5匹を下回る感じでさてさて、診察を休んでまでするべきか迷ってるところです。
今年2月から松前の方で野良猫手術を専門としてる病院が開院しました。これまでも不定期に野良猫の手術をしてくれる病院が開院?していたのですが施設として開院したのは初めてです。私もそこの病院で麻酔のレシピを伺っておりました。まだまだそこの施設でも常勤の先生がいるわけではなくこれから常勤の先生を育てて運営していくみたいです。手術の金額も当院よりもずっと安いのでそちらに流れていってる感じではあります。本格的に運営されてきたら丸投げしようと始めから思ってたところです。
勝手ながら4月と5月は狂犬病フィラリア予防シーズンなので野良猫手術はお休みします。この2ヶ月の状況を見ながら6月以降の手術をどうするか考えるつもりです。松前の病院が本格運営になったら当院サイトでもリンクを張りたいと思います。餅は餅屋かなと。
そちらの病院の許可を頂きリンク貼れたらと思います。
野良猫手術はモニターをつけなかったり注射麻酔だったり器具の消毒(滅菌?)レベルなど普通の飼い主さんの手術とは違った手術です。取る組織も卵巣だけなのですが子宮も含めてとるべきとか色々あるのですがそれはさておき、私的には普通の避妊手術よりも高度な手術だなと思ってます。傷口が当院の半分だし手術時間も短いです。傷口が小さければ感染リスクもかなり減らすことが出来ると思いますし、術後の経過も全然かわってきます。私は未だに試行錯誤だし、伸びしろが満載の手術です。
一般的な手術(ここでは野良猫手術以外としておきます)では傷口の大きさよりも手術の正確さが求められます。傷口が大きければ術部もしっかり見ることが出来るし安心なんですよね。傷口が小さくて手術が完璧であればいうことはないです。
人でいえば内視鏡手術がそれに近いかなと思います。入院期間が半分以下になりますから忙しい人にはメリットが大きいですね。出来る手術と出来ないものが勿論ありますが。
もう少し極めたいなあという気もあるのですが。この2、3ヶ月様子を見ていこうと思います。
思い出の写真のコーナー
当院開業して初めて避妊手術をしたアズキ様です。ホームページトップに出てくる三毛猫です。もしかしたら以前にもアップしたかも。私の勤務医時代右前肢を断脚させてもらったのと後肢は骨折手術をさせてもらいました。最初で最後の骨折手術です。その時使ったプレートがこれ
今でも大事にキーホルダーにいます。うちの娘も随分と助けられた子なんですよね。