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愛猫の死

こんばんは
今日から年末の時間変更で午後の診察が17時までになってます。今度の29日(月)も午後の診察は17時までになっておりそこから5連休を頂いております。ご迷惑をおかけしますがよろしくです。そして継続の内服やごはんの確認はよろしくお願いします。

ご報告、実は今月22日3時17分に愛猫ミルクが5才の若さでなくなりました。肥大型心筋症って病気で胸水がたまり亡くなりました。医者の不養生なのか、ただ血液検査は供血猫としてしておりましたが。
いやしい猫で4日前に嘔吐があり胃炎を疑って治療。対処療法で嘔吐は止まり、元気は少しないものの食べ始めました。亡くなる2日前に血液検査特に異常なし、そりゃそうだ若いもんぐらい。いやしい猫故、異物の可能性を腹部エコーで否定。でも肝臓の静脈はちょっと太いなあと思った。検査のあと、あれ僅かだけど呼吸速い??検査したばかりだからかな・・・ここが明暗を分けたと思う。獣医師会の忘年会もありそそくさと街へ。
次の日の朝、虚脱と呼吸促迫。レントゲンにて胸水確認。胸水内容を確認して少し悪い予感しながら心エコー。

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見たことがないぐらいの左心房の拡大(赤いところね)。胸水と肝静脈の拡大が繫がった瞬間。この子肥大型心筋症だったの?
全然わかんなかったよ。胸水抜いて利尿剤を投与して酸素下で祈るように観察。
日曜日は正直診察しながら、常にミルクがつきまとう。でも診察はしっかりしましたよ。意外とここは獣医師スイッチが入ってました。
夕方になっても呼吸は落ち着かない。昨日までしていた胃腸炎の薬を無理矢理飲ませたときのミルクの顔が浮かんでは涙が出そうになった。利尿剤が思うように効いてくれない。呼吸がさらに悪くなってきた。娘にビデオ通話で状態を見せて覚悟するように伝えた。クリスマスに大きいテストがあることは聞いていたので少し迷ったけど、それより急いで帰るときに事故にでも遭うとイヤだなと思い帰らないように指示したんだけどね。

しばらくして娘は帰ることに、そりゃそうだわな。娘は犬のクルミの世話を友人にお願いし、10時に帰宅。呼吸が苦しいのはわかるのだけどゴロゴロいいながら娘に甘えていた。獣医師から飼い主バージョンにかわる瞬間。次の日の1時まで酸素下で触り続けた。

意外と頑張ったなー。娘が来る間になくなると思ってたんだけど、ヤバいなと思ったこと数回。娘が動画をみてるのはわかっていたので、その間は声をかけるのを我慢していた。大声上げると動画を凝視し事故になるかもと思ったからだ。都度、どこにいるか連絡が入る。危ないからゆっくり帰りや大丈夫なんて思ってもないことを伝えつつ、なんとか間に合ったって感じだった。会えてホントよかったなあと思ったぐらいなのに、3時間たってもなくならない。寧ろ落ち着いてきたのかとも思った。患者さんが家で看取るときに1台酸素濃縮器が必要なんじゃないって娘と話しながら、家で看取るか明日まで頑張れることを祈って帰るか話し合う。

娘は既に風呂には入ってたのでまずは俺は風呂に入ることにするビデオ通話を見ながら。なくなるのはイヤだけど酸素なしで連れて帰るのもつらい。
最終的にはこの子はさみしがり屋なんで家でまず看取ることにした。酸素室から出たらやっぱりしんどそうだ。リビングに簡易ベットとソファーを並べ寝ることにした。

娘になんでもっと早く調べなかったのーと攻められつつ、学校のことや今までの動物たちのことなど色々話しながら気がついたら、昨日の飲み会の疲れもあったのだろう、娘の声が聞こえなくなり眠りに入ってしまった。次の瞬間大きい声で娘に3時15分に起こされた。大きく胸で呼吸するミルク。そしてとまる瞬間を確認。聴診器で心臓はしっかり動いている。よく頑張ったなと声をかけつつ意外と長く心臓は動き続けた。そして2分後の3時17分心臓が止まった。少し寝たあと起きて改めて亡くなったことをかみしめた。

月曜日は意外と普通に診察。帰ってリビングに入るとそこにはくるはずのミルクは居なく、横たわっていた。強烈になくなったことを確信。こうやって飼い主さんは悲しがってるんだなと改めて感じた時間。

次の日がちょうど休診日だったので火葬することにした。もう1日ぐらいおいておきたい気持ちもあったが早く切り替えたかったのもある。娘はテストもあるのでLINEしながら見送りました。
家に連れて帰りホッとしたときに再び悲しみに包まれる。今日はしょうがないか。割と寝たらすぐ切り替えられるというか忘れられる体質なのでまず寝ることに。

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リビングに帰ったらまだダメですねー。寄ってくるミルクがいない。何度ももっと一緒に遊んであげたり甘やかしてあげなかったのか悔やまれる。亡くなって6日目少しずつですが受け入れられるようになってきました。腎不全で亡くなったアズキとは違い、悲しみが違いますね。若いのはダメです。

当院では肥大型心筋症のリスクが高い品種の猫の場合は心エコーをしてから避妊去勢をします。麻酔処置で突然死をする子はかなりの確率で心筋症なんです。やっぱり改めて心エコーも大事かなと思いました。

早く見つけて、内科治療をすることで大きく長く一緒にいれた可能性はあります。ただあまりかわらないことも勿論あるし、検査することで嫌われたかもしれない。そこも飼い主さんの選択やろうな。私は獣医師だから勿論後者といいたいが正直わからない。うちのミルクは卑しいし、ホントにいい子だからお薬をチュールに混ぜたら素直に飲んだと思うので検査すべきだったとホントに思ってるし悔しく思ってます。でもね内服を嫌がる子なら検査しなくてよかったと思うと思う。ここは獣医師らしくないんだよね。

人はしっかり人間ドックはするべきですよ。自分の意思でお薬飲んだり、検査、手術を受けられるし、明らかに生存期間が延びるし、生活の質が保たれる。これがペットと人の大きな違いかなと思う。私は55才でもう人生の折り返しを過ぎていて、残りの時間をかなり意識しながら一生懸命生きています。一生懸命生きながら運命は突然くるものだと思い、悔いのないように生きたいものだなと思ってます。年の瀬にこんな話になりごめんなさいね。

ブログでもしょっちゅう写真載せてるので報告は必ずしなきゃ行けないし、今の気持ちはそのままブログとして素直に残しておきたいなと思ったので飼い主として。

最後に

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基本ミルクは怒らないのですが食べ物が絡んだら怒ることがあります。このどらイチは患者さんから頂いたのですがミルクにとられとろうとすると怒られました。火葬するときにちゃんと一袋だけ入れてあげました。太り気味でしたからね。

by imag0550 | 2025-12-27 20:14 | その他 | Comments(0)

らいおん動物病院らいおん先生
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